笑顔が一番★

カワイイ私は実はブス

地元でとてもカワイイと有名な私は、観光PR大使を務めながら知名度を上げています。県内の特産品を片手に笑顔でPRしていますが、本当はもっと輝いた舞台で活動したいのです。夢のアイドルになる為地元から地道に頑張っています。特産品を持って地元の特産品をPRする姿に市長・県知事も大絶賛。県内では一躍知らない人は居ない程になりましたが、夢は大舞台に出る事。
そこで自分が出ている人気ローカル番組を都会の芸能プロダクションへ送付しました。

数日後、プロダクションからタレントオーディションを行うから参加してみないかと誘いがありました。夢だった大舞台で活躍出来るチャンスと思い二つ返事をしました。
オーディション当日、会場には100名を超えるアイドル志望者が来ていましたが、絶対自分が一番カワイイと自負していました。
オーディションが開始され、審査員の方からも私を見て「あの子の容姿は1000年に一度の逸材なんじゃないのか」等の声も聞こえてきて勝ち誇りました。
最終審査まで通過し最終テストは「歌唱力」でした。

私は青ざめました。実はカナリの音痴なのです。
他の子は人気アイドルグループの歌を上手に歌っており審査員は悩んでおり、とうとう私の出番が来てしまいました。もうダメだと思いながらも歌いました。
すると審査員は「見た目はカワイイけど歌がブスなんて他にいないよね。新しい形かも」と意外に絶賛してくれました。

最終審査の結果、見事私はアイドルになる夢を叶えました。
地元の人も大喜びしていますが、歌だけはあまり聞きたくないと不評になっています。